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【第三回】VOD市場動向/家庭内ネットワークの変革

これまでの家電進化の変遷は、高画質化や録画時間の拡張等、ハードウェアの進化をイノベーションの源泉としており、各家電メーカーは研究開発を重ね機器性能の向上により常に新しい製品を提供し続ける事がイノベーションの原資でした。

しかし、インターネット普及による破壊的イノベーションの進行により、ビジネスモデルは大きく変化しています。

ブロードバンド化に伴う通信コストの激減等、各種インターネット関連テクノロジーの進化は、テクノロジーのオープン化、標準規格化等を背景とし、ビデオオンデマンドサービスの一般化を実現しようとしています。

今日、家庭内に高額な機材は必要なく、インターネット通信環境と安価な機材さえあれば
一般消費者はこれらサービスの恩恵をうけることが可能な環境が整備されつつ有ります。


これからのテレビ視聴形態


ビデオ・オン・デマンド(Video On Demand / 略称「VOD」)とは、一般的なテレビ放送のように、同一の映像コンテンツをブロードキャスト配信を行い、 同一時間帯に視聴する配信方法と異なり、様々な映像コンテンツの中から視聴者が観たいタイミングでコンテンツを視聴することができるサービスを言います。

ブロードキャストされる映像をHDDR等で録画し、コンテンツを視聴する行為と近似でありながら明確に異なり、こちらはタイムシフト視聴と呼ばれています。

VODにおいて配信されるコンテンツは、公開済の映画や放送済の放送番組や、昨今は配信事業者としての独自性を強化する為に、オリジナルの映像作品を配信するサービスも年々増加しています。
最近では「AbemaTV」のように、テレビ局のようなコンテンツ制作機能も保有し始めました。
(「AbemaTV」は、サイバーエージェントとテレビ朝日が共同で、“インターネットテレビ局”として展開する動画配信事業です。)

課金方法として代表的なものとして、コンテンツごとに課金するペイ・パー・ビュー方式【PPV】や、特定期間に対する視聴権限に対し一定金額を支払えば 見放題となるサービス等があり、各事業者により特徴のある課金方法をとっています。



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今後もVOD市場動向を連載でお届けします。
★次回は米国など、世界のVOD市場に関して更新予定です。

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