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私たちの知らない「動画学習」の世界

スマートフォンやタブレットの普及により、移動時間にドラマやアニメを鑑賞したり、
おもしろい動画を見つけて友人に共有したり…

「娯楽」として楽しむ動画は世代問わず身近なものとなりましたが、
ここ数年は「学習」の面でも『動画配信サービス』が広がりつつあります。


日本では2001年前後を「Eラーニング元年」と呼び、インターネット等を利用して学習する

システムやサービスは年々、進化を続けています。

私たちの学びの場所は学校だけでなく、動画の世界にも広がっているのです。


今回は日本だけでなく、世界中で主流となっている「動画配信サービス」の
代表的なサービスを4つ、ご紹介したいと思います!

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1.MOOC 

■ 設立
2012年にアメリカで立ち上がった教育サービスで、
英語圏以外では、フランス、中国、スペインでもそれぞれの言語や文化で
独自のMOOCサービスが立ち上がっています。
日本版MOOC(JMOOC)は2013年に日本全体の大学・企業の連合による組織として設立されました。

■ 特色
JMOOCは複数の講座配信プラットフォームをまとめるポータルサイトの役割を果たします。
講座は全て無料で受講でき、1週間の単位で一つの講座を受講します。
1週間で見るべき動画(10分程度)が5~10本公開され、1本見終わるたびに小テストが実施されます。
動画を全て視聴して学習が終了したら課題が提示され、期限内に提出すると終了証が発行されます。

他の受講生と議論をするために勉強会を企画したり、
講義の映像に登場する先生本人に直接教わることのできる対面学習コースもあります。


2.edX 

■ 設立
2012年秋にハーバード大学とマサチューセッツ工科大学が共同で設立した、
世界のトップクラスの大学から構成されるxコンソーシアムという非営利機関です。
日本では京都大学が参加しています。

■ 特色
edXはMOOCのオープンソースのプラットフォームであり、
31教科、300を超えるコースの大学レベルの講義を受講することができ、全て無料で提供されています。


3.Coursera 

■ 設立
「Coursera」を運営するコーセラ社は、
スタンフォード大学出身の2人の教授によって2012年に設立されたベンチャー企業です。
スタンフォード大学、カリフォルニア州立工科大学等の大学が参加しており、
日本では東京大学が参加しています。

■ 特色
courseraもMOOCのプラットフォームです。
500以上のコースが受講できるcourseraの授業は英語のみの提供ですが、
多言語の字幕付きの講義が配信され始めており、日本語の字幕が付いている講座も配信されています。
授業内容の理解を深めるために、クイズや受講者でディスカッションできるフォーラム、
また近い地域の受講生同士が実際にオフラインで会うことを可能にするミートアップ等の仕組みも特徴です。


4.udacity 

■ 設立
アメリカ発のオンライン学習サービスで、
Google、Facebook、Cloudera、NVIDIAなど、IT市場のリーダーとなる企業と共同開発した講義を
多数配信しています。


■ 特色
「未経験」~「ベテラン」まで、4段階のコースが用意されているので、
個々のレベルに合わせた講座を受講できることも特徴です。
日本語字幕付きの講座も開講されています。
講義を聞く以外にも簡易プロジェクトにチャレンジできるため、
技術をより習得しやすく、プロジェクトでは企業のエキスパートたちからのフィードバックも得られます。
また、「ナノ学位」というオンライン学位が開発されており、
「モバイルおよびWebコンピューティングの技術トレーニングを提供することで、
求職者により需要の高い仕事に就く機会を与える」ことを目的としてます。

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一口に『動画学習』といっても、上記のようにさまざまな特色があり、
各々の「学びへの欲求」を満たすサービスが提供されています。



世界中で教育・研修の場として利用されている動画配信サービスは、日本でも熱い市場となり
企業や自治体からわたしたちへ学びの場が提供されることも今後、益々増えていくでしょう。



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