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経済産業省は先月10月30日、「IoT」を活用した先進事例の実用化に向け、作業部会の初会合を開きました。
ところで「IoT(アイオーティー)」とは、どんなものだかご存じでしょうか?
IoT(アイオーティー)とは?
Internet of Thing(モノのインターネット)の略で、
身の回りにある様々な”モノ”にセンサーを組み込み、
センサーによって収集される情報をインターネット上でやり取りすることによって
“モノ”同士、ヒトとモノとが相互に通信できるようになる仕組みのことです。
従来はヒト同士がPCやスマートフォンを介してインターネットでつながっていましたが、
IoTでは身の回りにある”モノ”がネットでつながることで、
世界に存在する様々なモノの状況を瞬時に識別することが可能になります。
IoTという言葉を知らなくても、実は身近なところにIoTの実用例があります。
たとえば、
テレビをインターネットにつなげて、外出先からスマートフォンで録画予約をしたり、
エアコンもスマートフォンで遠隔操作をして切り忘れたエアコンの電源をOFFにしたり…
このように、これまでインターネットとは無縁だったモノが相互通信し
遠隔からも操作や認識が可能になります。
人が操作してインターネットにつなぐだけ ではなく、
モノが自らインターネットにアクセスすることがIoTの特徴です。
このIoTを含む、IT利用は2020年までにより身近に感じることとなるでしょう。
2020年…そうです、東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される年です。
東京オリンピック・パラリンピックと、ITの関係は
平成27年6月30日閣議決定された「世界最先端IT国家創造宣言」にも下記のように記載されています。
—
新たな創造宣言では、情勢変化を踏まえつつ、引き続き今後5年程度の期間(2020年まで)に、
世界最高水準の IT利活用社会の実現と、その成果を国際展開することを目標として取り組むものとする。
その際、セキュリティなど国民の安全・安心に最大限配慮するとともに
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の機会を積極的に活用するものとする。
~中略~
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の機会を捉え、最先端のIT利活用による
「おもてなし」を世界に発信する。
~中略~
本戦略の目標年である2020年には、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会 が開催され、
国内外から多数の観光客等が見込まれることを踏まえ、入国から移動・滞在・出国まで一貫した
行動のシームレス化を実現する。
—
これまでネットワークとは無縁だったものが対象となるため、
IoTの市場規模は爆発的に大きくなると予想されています。
世界各国から選手や関係者、観客が一度に集まる世界最大級のイベントで、
世界から日本に対する注目も高まるでしょう。
東京オリンピック・パラリンピックは、
日本のIT技術を世界に向けて発信していく大きな機会となりそうです。
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